2015年06月05日

第六帖『末摘花』終わります~

末摘花-8(約21分)
 姫君の赤いお鼻をしっかり見てしまったし、かける言葉に応答も無く、げんなりしたゲンジだが、捨て置くことなく、お付きの老女房から門の鍵番の爺さんまですべての者の衣服などを贈ってやるのだった。そんな時ふと、冷たかった人妻、空蝉のことを思い出したりもする。
 年が暮れ、姫君と親しい太輔の命婦が、姫君からの文と贈り物をゲンジに渡す。恋文にふさわしくないゴワゴワの厚ぼったい紙に訳のわからない歌が書いてあった。
 元旦の行事が終わったころ、ゲンジは姫君の寂しくあわれな御殿を思いやってたずねて行く。「年が改まったから姫君も見違えるように美人になってたら どうしよっ!?」と思いながら言葉をかけるが、やはり同じく末摘花(紅花、赤い鼻)だった。
 自邸である二条院には美しい紫上が居る。ゲンジは自分の美しい顔の鼻に紅を塗りつけて紫上に見せて、「とれないよ~どうしよう~」などと言って戯れ合うのだった。庭では梅の花が色づいてきた。
ラベル:源氏物語
posted by kanalia at 21:07| Comment(0) | 源氏物語(全54帖) | 更新情報をチェックする
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