2015年04月23日

ゲンジ生涯のパートナーとなる紫上の登場。

若紫-2(約8分)
 明日の朝、帰ることにしたゲンジは、夕暮れのつれづれに、あの気になった僧房に行ってみた。四十代の尼(紫上の祖母)が経を読んでいたり女童たちが遊んでいる。中にとても器量のよい十歳ほどの女の子(紫上)がいる。様子を見ていると、恋しいフジさん(藤壺・父帝の妃)にそっくりで思わず泣けてくる。
 奥から僧が出てきて、「丸見えたぞ」と すだれを下げ、「近くにゲンジ中将様が病を治しに来ている。その姿を見ると素晴らしくて、寿命が延びるぞ。今から挨拶に行ってこよう」と立ちあがる気配がしたのでゲンジはそこを立ち去る。 「ああ可愛いかったな、美しかったな、ずっと眺められればな」としきりに思われるのだった。
ラベル:源氏物語
posted by kanalia at 20:51| Comment(2) | 源氏物語(全54帖) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
寝る前に、ほっとした気分で聴かせていただいています。
源氏物語を耳で読んでいる感じで楽しませていただいています。
Posted by ものべ at 2015年04月24日 22:51
ものべさん、そうなのですね、ありがたいです。なにせ長いお話ですから、そうして楽しんでいただければうれしいです。
Posted by yomiya at 2015年04月25日 21:15
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